Sophia Music Factory

◆哲学と音楽とのコラボレーション企画について◆

「音楽」とは、楽曲を通じて「言葉を介さず」あるいは「言葉を音化して」自己や世界を表現し創造する試みであると定義すれば、「哲学」とは、あくまで「言葉の原義や字義に徹底的にこだわり」自己や世界の真理を「言葉」で探求し、「言葉」の枠内で表現しようとする試みである、と定義できます。その意味で「音楽×哲学」とは互いに接近・交流しつつ、互いに離反し合う存在であるといえるでしょう。

そこで本企画では、音楽と哲学のコラボレーション、あるいは音楽と哲学との「接点と境界」というコンセプトで、音楽に造詣の深い哲学者(ジャンケレヴィッチ、ヴィトゲンシュタイン、アドルノ他)の言説をもとに、音楽を「哲学」で語ること=「音楽の哲学化」の意義と妥当性をシリーズで検証します。毎回作曲家別にテーマを設け、演奏家による当該作品の生演奏を聴きながら、演奏家を交えた対談形式で哲学者が語る「音楽」の言葉を吟味しながら、作曲家が表現しようとした「音楽」の本質に迫ります。

【企画予定】 全10回(作曲家別)

【演奏形式】ピアノソロ、ピアノと弦楽(管楽)デュオ、ピアノトリオ、弦楽アンサンブル、声楽(ピアノとのデュオ)等

【開演時間】2部または3部構成で、計2時間程度(途中休憩を含む)

〈例〉第1部 哲学者の言説と曲の解説 /第2部 プロの演奏家による楽曲演奏 /第3部 演奏家との対談形式による座談会 など

◆公演実績◆

2017年6月11日 『ピアノを弾く哲学者』音楽×哲学 コラボレーションの試みⅠ

2017年8月5日 『ドビュッシーを哲学する』音楽×哲学 コラボレーションの試み

2017年9月9日 『シューベルト 楽興の時』音楽×哲学 コラボレーションの試みⅡ

2018年1月27日 『リスト ヴィルトオーゾの冒険』音楽×哲学 コラボレーションの試みⅢ

2018年4月14日 『マーラー 音楽観相学』音楽×哲学 コラボレーションの試みⅣ

2018年7月8日 『ピアノを弾く哲学者』音楽×哲学 コラボレーションの試みⅡ

2018年9月1日 『ドビュッシー 生と死の音楽』音楽×哲学 コラボレーションの試み@東京

2018年10月6日 『フォーレ その沈黙と音楽』音楽×哲学 コラボレーションの試みⅤ

2018年11月17日 『マーラー 音楽観相学』音楽×哲学 コラボレーションの試み@守口

2018年12月1日 『ラヴェル』 音楽×哲学 コラボレーションの試みⅥ

◆哲学者が作曲した楽曲演奏企画について◆

ジャン・ジャック・ルソー (1712-1778)、フリードリッヒ・ニーチェ (1844-1900) 、テオドール・W・アドルノ (1903-1969) といった世界的に著名な哲学者は、いずれも若い頃より音楽的才能に長け、音楽家としても活躍し、自ら音楽作品を数多く作曲・演奏したことで知られています。ただ彼らの音楽作品は、一般のクラシックの演奏会ではめったに取り上げられることがありません。そこで、あえて作曲家でもある彼らの哲学・思想が深く反映された音楽作品を中心に取り上げることで、彼らの手による音楽作品の一群を世に示すと同時に、哲学と音楽との接点について考察する企画を提案します。

【企画予定】全3回

【演奏曲目】ルソー、ニーチェ、アドルノの主要作品から(声楽・ピアノ・弦楽デュオ、弦楽四重奏、弦楽アンサンブルなど)5~6曲を抜粋

【開演時間】90分程度(休憩を挟んで約2時間程度)